■2002/07/02

The Mind of Minolta

ドライヤー。管理人さんはドライヤーの先の方の空気を細く出すために付ける三角のものを付けるタイプなのです。家にはドライヤーが二つあって管理人さんがいつも使うのは決まっていて。それで家族の中で三角のものを使うタイプの人間が少数派で、シャワーを終えてからさあドライヤーを使うぞって時に三角のものが本来あるべき場所に付いてないことが多い。

ではその三角のものはどこにあるのか?それは大体そこらの床に落ちてあるのです。だから髪が半乾きのまま床を這いずり回って三角のものを探すというのが日課だったり。今日も髪が半乾きのまま探していました。床を這いずり回って。ところがなかなか見つからない。

這いずり回っても這いずり回っても探し物は見つかりませんでした。いずれ髪が乾ききってしまった時に三角のものは見つかりました。しかし探して探して見つけた時にはそれはもう必要ではなかった。

望んでいたことはそれを目指している途中に叶ってしまっていたのだ。


■2002/07/03

Feel Good Hit of The Summer

今日、片仮名の「オ」がすぐに頭から出てきませんでした。「アイウエオ」と書いてやっと思い出したのです。

明日から大学院の入試勉強を始めたいと思います。大丈夫かしら。


■2002/07/04

Visit Pumpy

ここ一日二日の話なのだけど通学途中のある百貨店のショーウィンドウで楽しそうなイベントが行われていて。それは気鋭のイラストレータ数人がショーウィンドウ一面にある白いキャンパスにその場で絵を描くというもの。当然描いている途中を見て楽しめる。

学校に向かう朝にそのショーウィンドウを通りかかると少しだけだけどギャラリーが集まっている。なかなかかっこよいイラストが描かれているのだから分かる気がする。自分も本当はしばらく足を止めてショーウィンドウをぼーっと眺められるようであればよいのだけれども、やらなければいけないことがたくさんあるという思いがあってすたすたと歩くスピードさえ緩めることさえ出来ません。そこにはたくさんの色のペンキ缶がいっぱい。

今日の学校からの帰り。その百貨店の営業時間はとっくに過ぎていてそのショーウィンドウにはかっこよいイラストが描かれていました。もちろんイラストレータ達はいません。自分はそのかっこよいイラストを見て素直に楽しめず、ましてや悲しくなってきました。すごくかっこよくそして心奪われるようなイラストなのに。

たくさんあったペンキ缶はからっぽになっていました。


■2002/07/07

Scentless Apprentice

炎天下の昼下がりにフットサルの練習試合をしてきたのです。練習試合では勝てない相手に頭を捻って捻ってなんとか勝とうとがんばったのだけど駄目でした。良いところまではいったのだけどなあ。

何もしていなくても体力を奪われていくような中での休憩中は、練習相手のメンバーの一人にシンクタンクに似ている人がいたのでそのことについて話していました。

そもそも冷房のあるところでしか生きていくことさえ出来ないという脆弱な大学生五人が集まったところで、炎天下の中での運動は無茶なことだというのは明白だった。フットサルの試合が終わったあとには必ず「やっぱり体力が無いとなあ」という結論に毎回至るのがなんともやりきれない。

体力が無くなっているという現実問題を突きつけられる二十一年目の七夕。


■2002/07/08

Nothing To Gain

一昨日、学校は休みだというにも関わらず勉強をするために学校へ行っていた。昨日、炎天下の中フットサルの練習試合を行っていた。今日こそ休みだなあと思ったわけ。

そもそも、いつも学校に行く時間に起きる気なんか皆無だった。だって今日は日曜だもの。いつもより二時間ほど遅く起床して自宅で大学院の入学試験の勉強をしようと思っていたのだけど、今日したことといえばインターネット、ライブDVDの鑑賞、溜まっていた録画してあったビデオの消化、くらいのもの。

ま、達成したことが無くはなくて。それは笑っていいともをまったく笑うことなく見れるかということ。それに挑戦し、そして見事にやり遂げることが出来たのです。ただ勘違いされては困るのだけど決して笑っていいともが嫌いなわけじゃない。そもそもいいともが目指して…

あ、今日って日曜じゃない。


■2002/07/10

Rain When I Die

今日は台風が関西上陸ということを小耳にはさんだものですから学校に行くつもりなど毛頭ございませんでした。だって学校から帰れなくなるかもと思ったから。

しかして台風はやってこなかった。関西の台風事情はいつもこんなだ。つまらない。今日は外に出ないでおこうと思っていたのだけど何もないのなら出て行ってやろうと思い、大阪の中心街のブックストアに参考書を見に行こうと決めた。

さっと出かける準備をして外出したすぐ雨が降り始めた。あー。昨日の夜もこんなで、外出してすぐにドラマで振るような激しい雨が降り始めたし。その時はその雨の激しい降りっぷりに友達と笑ってしまったけど、今日の雨は笑えなかった。

ま、電車に乗ったらブックストアまで雨に濡れることないしいいかと思って一時間ほどで中心街に行って参考書を買って帰ってきたら地元は晴れてて。あー恨めしい。


■2002/07/12

心日和

あんなものを一日に二回も…!今日は非常に長くなりそう。思いつくまま気の向くままキーボードをカタカタと鳴らしてみようと思っています。管理人さんの拙い文章を読んでくださる人も気の向くまま読むのをやめたら良いと思います。だらだら長いから。

昨日の日記をアップしてから一度寝ようと思ったのだけどなかなか寝付くことが出来なかったので勉強していました。すると蛍光灯がチカチカするようになって。多くの人が闇の中、深い眠りについているという時間に自分は蛍光灯を替えて光を手に入れました。

久しぶりに授業を受けるつもりだったので睡眠時間が四時間ほどで目覚ましに起こされる。起きた瞬間はなぜいつもよりも早く目覚ましをセットしたのだろうかなどと普通に思った。それから再び眠りに落ちそうになった瞬間に授業に出るということを思い出して家を出発。

久しぶりに授業に出るとあれだけ長いと感じていた授業時間がさほど長いものには感じなくなっていて驚いた。授業はマンネリになったらいけないと思った。そしてそんなことを思った自分こそがいけないなと思った。

昼食は昨日約束していたラーメン。学校の近くにはラーメンの店が多くあってそれらを一週間に二回のペースで回る計画を練っていたので。今回行ったラーメン屋はまあ普通に食べれるレベルの味。 進んで行こうとは思わないけど誘われたら行くレベル。

出ました!星みっつ!ピカーン☆☆☆

研究室に帰って掃除をしたりコーヒー作ったり勉強したり。それから買い物の約束をしていたのでそこそこに切り上げて集合場所へ向かう。

久しぶりにTシャツを買いました。Tシャツというか服を久しぶりに買いました。買い物が一通り終わったところで何か食べることになりラーメンを食べることに。…言わずとも分かっています。こうなることは昨日から分かっていたのです。

今日二回目のラーメンはまあ普通に食べたくないレベルの味。進んで行こうとは思わないし誘われても断るレベル。

出ました!星ふたつ!ピカーン☆☆

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最高は☆☆☆☆☆。今日のラーメンはいまいち…。

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オールスター。試合は見ていないのですけどニュースステーションで試合見ました。ジョージさんと片岡さんがホームラン。阪神ファンとしては喜んでよいものかどうか。最近打ててない二人がオールスターで打っちゃうのは…。

二人とも去年まではパリーグのバッターで、相手はパリーグのピッチャーだったから打ちやすかったのかなとか思ったりもした。それよりも。この勢いがレギュラーシーズンに続いていけば良いなあと思った。


■2002/07/13

Passenger

<実話>

図書館に勉強しに行った。図書館についてさあ勉強しようかという時になってケータイに着信がありました。自習室から出て電話して通話が終わって自習室に帰ろうとしたときに呼びかけられました。

「なー。なにしてるん?」

子供でした。絵に描いたような子供。プラスチックのバットとグローブ、野球帽の男の子でした。

「ん?勉強しに来てん。」

「何で来たん?」

「自転車で来た。」

「…。なー、遊んでーや。」

ちょっとだけ遊んでも良いかなと思ったけど、(野球したかった!)勉強もあったので断りました。

「ごめんなー。勉強せなあかんねん。」

「何時まで?」

「夜までずっとやねん。ごめんなー。」

くしゃくしゃと男の子の頭を触ってから笑顔で自習室に戻りました。梅雨の終わりそうな暑い初夏の日の出来事です。

</実話>


■2002/07/14

Abstract Truth

「メディアが発する情報を全て信じるな。自分で真実か否かを考えろ。」というメディアが発したこの言葉を盲目的に信じてみる。


■2002/07/15

The Lost Art of Keeping A Secret

台風が近づいているの事など知らないで。当然傘も持ってなく。電車で居眠りして起きたら土砂降りで。

あーやばい。傘持ってないなあと右脳で考えながら左脳では昼食は吉野屋で牛丼食べたいなあと考えながらで。

電車の乗り換えの駅で雨に濡れないで吉野家に行くことができるのを思い出してそこで昼食を食べて。

吉野家を出たその足でそこから雨に濡れないで行くことのできるコンビニにビニール傘を買いに行くことに。

途中雨がさらに強くなってきてアーケードがある場所にも関わらず少し濡れながらもコンビニで傘を買って。

それからいつもの通学のコースに戻り電車に乗って学校のある駅へ地下鉄で向かって。

地下鉄を降りて長いエスカレータで地上に出たら雨上がってるし。心の中はまだ雨のままなのに。