■2002/07/16

Heart of The Sun

朝に目覚めて蝉の鳴き声を聞いた時に、蝉が鳴き始めると梅雨が明けたということにすると分かりやすくてよいのになあと思った。


■2002/07/17

Cinema Air

高校野球予選。出身校が負けたのを新聞のスポーツ欄で見つけた。別に期待していたわけではないのだけれども。

高校野球に興味ないのにも関わらず予選の季節になると新聞のスポーツ欄に自分の高校の名前を探してしまう自分がちょっと好きだったりするから。


■2002/07/19

Brutal Man

松本人志の「シネマ坊主」を読みました。納得できないところも少なからずありますがなかなか楽しめました。こういうなにかをレビューしている本(インターネットの評論は除いて)というのは初めて読んだのですけど、そもそも他人のレビューを読んで自分は何を楽しんでいるのだろうと考えました。

自分の持った感想と他人の感想は違っているのかとか、もっと違う楽しみ方があるんじゃないかとか、なにか楽しめそうな映画が見つかるかもとかあると思うのですけどこの本を読んでどこを楽しんでいたのかといえば、松本人志の頭の中を少し覗けたということでしょうか。

○○が分からんからこの映画は自分にとっておもんない、○○は個人的に好きじゃない。そんな些細なことが分かるだけでも十分楽しめました。やっぱり僕は(←影響された)松本人志という人間が好きです。

それと、そもそもレビューなんてものはこういうものなのだなあとも思いました。レビューなんてものは個人の感想であって世間一般の意見とは関係ないと。

僕、これから使っていこうかなあ。

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いつか見てみようと思った映画

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

「アメリ」

「マグノリア」


■2002/07/20

Brutal Number Girl

ライブ。ナンバーガールのライブに行ってきました。場所は今週の火曜日に完成したばかりのなんばHatchというところ。幸運にも最前列のチケットを手に入れることができたので良いポジションで見れました。

開場後は待たされてやっとボーカルの声が聴こえてきたかと思ったら「ほいさほいさ」「えじゃないかえじゃないか」「埋めるでしかし」でした。だけどこれはただのマイクテストでした。それからしばらくしてメンバーが出てきてライブ開始。わあ、おもしろい!

途中10曲くらいまで最前列で見ていたのだけどちょっとやばい…と思って外に出てました。毎日冷房のある部屋に引きこもってテスト勉強ばかりしていたからに違いない。床に座り込んでたら大丈夫ですか?と言って係員さんが水を持って来てくれてちょっとうれしかった。それからはしばらく水を飲みながら端のほうで聴いてました。こういうのもありだなあと思いながら。

「世の中不思議なことが多い。少し前に天神橋筋を歩いていたときのこと。もじゃもじゃ頭のおっさんがいまして。その頭の中から…ハムスターが出てきました。」

こんな感じのMCを何度か挟んで、それからアンコールを終えてライブ終了。ドラム、力強くて手数多くてかっこええ。ギターの女の子、予想以上にかっこよくて良かったです。ギターを思うままに自由自在に。女の子がギター弾いてる姿って良いなあ。

全体的に音響良かったと思ったのだけど友達は音響はあまり良くなかったって言ってました。それと演奏は素人目から見て上手だなあと思いました。がっちり一体感があるなあといった感じでした。

すごい良いライブでした。


■2002/07/22

Confusion The Waitress

無印良品に行くつもりで少し遅めに家を出ました。そしたら。いつも行ってる阪神百貨店の無印良品の場所に行くとただの婦人服売場になってた。無印良品なんか欠片も無い。そしたらちょっと気まずくなってきました。

男が一人で婦人服売場で佇んでいるなんて。売場のお姉さんは絶対に、「あほやこいつ。まだ無印良品がここにあると思ってるんちゃうん。」と思ってるに違いない。そんなことを考えながら、足早にその場を去りました。

それから近くにある別の百貨店の無印良品に流さずとも良かった汗を流しながら行きました。消しゴムと梅あめとフェイスタオルを買いました。まったくベクトルの異なる三種の神器を買うことで満足しました。ひとつは本末転倒のものもございますが。それはそれで夏の所為にでも致しましょうか。


■2002/07/25

When The Tigers Broke Free

さよならーさよならーオレの嫌いな選手だけー江藤!こんな感じでつかみはよろしいでしょうか。阪神、連夜のサヨナラ劇。

今日はぺちゃさんからのお誘いで一緒に阪神×巨人の試合を甲子園に見に行ってました。前に僕が行った試合も阪神×巨人だったのですけど、その時はまったく知らないピッチャーがバンバン打たれて阪神の負けでした。それから8連敗をしてしまったので引っ掛かってるものがあったのです。今日はごはんを丸飲みするような感じで、喉に引っ掛かっているその魚の骨が取れたらよいのになあとかも思いながらの観戦でした。

ぺちゃさんのバイトの関係で試合開始から一時間ほど遅れて行きました。うわあ!4-0で阪神が勝っている!今日は楽勝だなーと思いながらそれからしばらく見ていました。

ムーア、良くは無いなりに投げているなー。あー松井にホームラン打たれた。でもまだ一点差あるし大丈夫だな。打線の方は…。あー全然打てない打てる感じがしない。8回裏まで僕らが見た阪神の安打は関本の二塁打だけ。

…ん?あー乱闘!乱闘生で初めて見た!いけーアリアス。入来しばいたれ。おー本気でしばこうとしてる。わー全員集まってきたー。僕は彼の姿を必死に探して、見つけました。そう番長、清原。今日は怪我をしてスタメン落ちしてユニフォームを着ていなかったのだけど、端のほうで暴れている!お、靴を脱ごうとしている!誰にぶつけるつもりだ?あーこけた。番長転んだ。そしてすごく痛そうにしている。捻挫している部分をさらに痛めたみたいだ。それから実はこの乱闘の中一番目立っていたのは、オマリー。最初オマリーと気付かないで、二人で変なシャツ着たおっさん、めっちゃ興奮してるでーって笑ってたんだけど、それがオマリー。かかってこいと言わんばかりに巨人の面々を威嚇していました。

乱闘も終わって、二人でもしかしてこのまま勝って終わり?このまま六甲おろし歌っても自分の中で消化できる?点を取るところを見ないまま六甲おろし歌える?ま、僕は乱闘を初めて生で見れたし満足かな、なんて話しながら最終回の守備を見てたら。あれれ。なんかやばい…。あーバルデスー。あー追いつかれた。さらにツーアウト満塁、打者は松井。終わった負けた、など思っていたらショートフライで同点止まりで助かりました。でも本当はこの時はもう勝てる気がしませんでした。負けん気まんまんでした。

だってその裏の阪神の攻撃。打者は矢野、バルデス、赤星、田中、沖原、八木の順で。この面子では点は取れないと思ってましたもの。だけれども矢野、赤星の安打、そして田中の敬遠でワンアウト満塁、打席は沖原の状況に!その時、僕は心の中でスクイズでさらっと勝利をかすめ取ってやれと思いながらニヤニヤしていました。だって沖原が打てると思っていなかったもの。

…。うわあーうわあー!ライト前!サヨナラ!サヨナラ!そしてそのままヒーローインタビュー。

「ま、スクイズとかもありましたけども。」

なんや自分。狙ってたんやんかー。いやらしいなあー自分。ちょっと笑ってしまいました。それから屈託の無い笑顔で六甲おろしを歌って、三番だけは歌詞が分からなかったので、ふふふーんと歌って、帰りました。

帰りに人の流れに逆らうように仁王立ちしていたタイガーマスクを被っているマッスルさんと握手して、帰りました。やさしいタイガーマスクでした。

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実は今シーズン甲子園に行った時の成績は二勝一敗なのですけど、その二勝が両方ともサヨナラ。やばい…。誰か僕を甲子園に連れていくとサヨナラゲームが見れますよ。

次に甲子園に行くのは明後日です。また行くのかよ!


■2002/07/26

Ball Tongue

学校の帰りに変わった人を見ました。ゴルフのフォームの練習は街中でしばしば見かけるんですけど、今日はボーリングのフォームの確認をしている人を見ました。手首の動きを繰り返し確認していました。しばらくするとカーブらしき手首の動きを始めました。僕は彼のことを思ったことをすぐ行動に移すストレートな人間なのだろうなあと思いました。


■2002/07/28

Let Darkness Fall

一夜明けた。昨日の出来事はなんだったのだろうか。まるでアルコールを摂取したかのような感覚。疲れ果てたまま帰路に着き、いつの間にか眠ってしまったようである。

阪神×中日の試合を甲子園で応援している姿を夢で見た。結果は定かではないが勝っていたような気もしないでもない。負けてはいなかったように思う。しかしながら朝が来て、目が覚めていつものように新聞のスポーツ欄を見れば、阪神は完敗していた。さて僕は阪神が勝った夢を見たのだろうか、それとも阪神が負けた夢を見ているのだろうか。

そんな感じである中国小説の話になぞらえて昨日の甲子園の試合について書いてみましたが、いかがでしょう。それにしても昨日の試合。見事に完敗でした(僕は現実を見ます)。一昨日の深夜にテレビで今年の阪神はサヨナラ勝ちをした次の日に負けたことが無い、というようなことを放送していたので負ける気はまったく無かったのです。いったいどのような勝ち方をしてくれるのだろうかハハハ、などと思っていたのに。せめて得点シーンは見たかったなあ。

唯一良かったのは、甲子園に入ったときにスクラッチカードを貰ったのですけどそれが当たりまして、桧山のフィギュアを貰ったことぐらいです。

 

▲桧山進次郎フィギュア

アイヤって感じですか。誰なんですかこれ。


■2002/07/29

I'm Hiding

今日は試験勉強もそこそこに切り上げ大学の友達とアルバイトに行ってまいりました。百貨店の催物会場の搬出作業。久しぶりに肉体を使うアルバイトをやるということで前日にはやっぱり受けるんじゃなかったなあと思っていたのですけど、行ってみて実際にやってみると店内からの搬出作業で、冷房の中での作業ということで全然余裕でした。

さて。作業をしている途中に、ある社員さんの声が笑福亭仁鶴の声に似ていることに気付きました。聞けば聞くほど仁鶴の声です。僕は思わず笑みがこぼれてしまいます。作業も終盤に差し掛かった頃、僕は仁鶴師匠に呼び出され机を持ってくるように言われました。師匠の言うことは無碍にできない、いやそうではなくて師匠の為なら、そのようなことならいくらでもしますぞ、とばかりにすぐに持って行きました。

クッション材(小さな座布団)を使わなければいけなかったので、近くにあったクッション材をついでに持っていこうとした瞬間に、「どの座布団持っていくねん!」、とツッコミを受けました。僕は天に昇るような感覚でした。師匠からツッコミをもらった!僕はバイト代以上に素晴らしいものを得ました。

それにしても、どの座布団を持っていくねん!です。落語家と地を繋ぐ大切な座布団と掛けている。これは、「座布団=落語家の自分」、に他ならない。なるほど深いツッコミです。

どうやらかなり疲れてしまっているみたいです。